「“聴く”ことは、誰にでもできる技術」
──まず、最後まで話を聴いてみるだけでいい
「人の話を聴くのが、正直ちょっと苦手で…」
セラピストに興味がある人ほど、実はこんなふうに感じていることがあります。
うまく返せる自信がない。
気の利いた言葉が思い浮かばない。
沈黙が怖くて、つい何か言わなきゃと思ってしまう。
でも、最初にお伝えしたいのは、
“聴く”ことは、特別な才能ではないということです。
そしてもう一つ。
最初から上手に聴こうとしなくていい、ということ。
「聴くのが苦手」だと思っている人ほど、セラピストに向いている理由
「自分は聞き役に向いていない」
そう思っている人ほど、実はとても大切な感覚を持っています。
それは、
相手を雑に扱いたくない、
変なことを言ってしまったらどうしよう、
という、相手への配慮です。
本当に向いていない人は、
「自分の話をしたい」「正解を教えたい」「アドバイスしたい」
という気持ちが先に立ってしまいます。
でもあなたは違う。
ちゃんと向き合いたいからこそ、不安になる。
その感覚は、セラピストとしてとても大切な土台です。
“ちゃんと聴こう”としなくていい。まずは「最後まで」聴いてみる
まずはここで、ハードルをぐっと下げましょう。
最初にやることは、たった一つです。
相手の話を、途中で遮らずに、最後まで聴く。
・共感の言葉を探さなくていい
・アドバイスしなくていい
・まとめなくてもいい
ただ、最後まで聴く。
人は、話している途中で遮られると、
無意識に心を閉じてしまいます。
逆に、「この人は、ちゃんと自分の話を聴いてくれる」
そう感じた瞬間、安心して、呼吸が深くなり、心が、身体がゆるみます。
そう、まずは、それだけでいいんです。
人は「理解された」と感じた瞬間に、自然と緩む
リラクゼーションは、“触れる前”から始まっています。
安心できる
否定されない
急かされない
その空気があるだけで、
人の身体は、少しずつ緊張を手放していきます。
「話を聴いてもらえた」
「そのまま受け取ってもらえた」
この感覚は、交感神経が優位だった状態から、
ゆっくりと副交感神経へ切り替わるきっかけになります。
つまり、“聴く”こと自体が、リラクゼーションの一部なのです。
「聴く」は才能じゃない。誰でも身につけられる“技術”
ここで安心してほしいのは、“聴く”という技術は、感覚任せではないということ。
・どんな姿勢で向き合うか
・どんなタイミングで相づちを打つか
・沈黙をどう扱うか
これらはすべて、才能ではなく、技術として学べるものです。
だから、続けていくことで、
「今日はうまくできた/できなかった」というブレが、少なくなっていきます。
感情に引っ張られすぎず、でも冷たくもならない。
そのバランスは、練習すれば、誰でも身についていきます。
最初の一歩は、「上手に聴こう」としないこと
完璧にやろうとすると、動けなくなります。
だからまずは、
「練習でいい」
「今日は途中まででもいい」
そう思えると、気分も少し楽ですよね。
セラピストとしての成長は、小さな実践の積み重ねです。
まずは、身近な人の話を、最後まで聴いてみる。
それだけで、あなたはもう一歩、
プロのセラピストの世界に足を踏み入れています。
“聴く”を土台から学ぶという選択肢
もし、
「ちゃんと学んでみたい」
「安心して人と向き合えるようになりたい」
そう感じ始めたなら。
リラクゼーションセラピスト養成講座では、
“聴く”を、感覚論ではなく、土台から学んでいきます。
誰かを変えるためではなく、
誰かを信じて支えるために。
特別な才能はいりません。
必要なのは、最後まで話を聴いてみよう、という姿勢だけ。
そこから、すべてが始まります。
