

僕の想い
僕がこの講座を作った理由
2016年。南フランス、ニース。
僕は、日本からフランスに活躍の場を移し、
フランスの国家資格も取得し、事業主としての登録も済ませ、
「さあ、ここから本格的にスタートだ」と思っていたところでした。夢を抱いて、いよいよ動き出そうとしていたその時、
あの事件が、僕の人生を大きく変えたんです。——ニースで起きたテロ事件。
ニースの美しい海岸線沿いで、花火が上がり、街中が笑顔と祝福であふれていた革命記念日の夜。
突如、群衆に向かってトラックが突っ込み、多くの命が失われていきました。僕もその場にいたんです。
叫び声、泣き声、混乱、恐怖。
…今でも忘れることができない、あの光景。
そして、ただ立ち尽くすことしかできなかった自分。
癒しを届けたくてフランスに来たのに、何もできなかった自分。自分が積み上げてきたもの、誇りを持っていたすべてが、
何の役にも立たなかったその時、
僕は心の底から打ちひしがれました。誇りに思っていた自分の志が、音を立てて崩れたように感じたんです。
でも、だからこそ。
あの夜、あの闇の中で、胸の奥にひとつの炎が灯りました。「僕ひとりでは、何もできない」
「だけど、日本人の“癒し”の力は、間違いなく世界で通用する」
「ひとりじゃダメだ。仲間が必要だ」
「仲間を集めて、一緒に世界を癒すんだ」日本人の「おもてなし」「癒しの力」には、言葉を超えたエネルギーがあります。
手の温かさ、空気を読む気配り、相手を思いやる心。
それは、海外に出てから、より一層、強く感じたことでした。外に出たからこそ、見えたものがありました。
文化の違い、価値観の違い、言語の壁。
でも、それを乗り越えるたびに、僕の視野は確実に広がっていった。そして、その経験を、僕だけのものにしたくなかった。
日本のセラピストたちは、世界でも力強く輝けるってことを伝えたい。日本のセラピストたちにも、世界で生きる力を伝えたい。
そんな想いで、この講座を作りました。
25年の現場経験。
そして、5年かけて磨き上げたカリキュラム。
この講座には、僕の大切な、すべてを注ぎ込みました。これは、ただのスキル講座じゃありません。
「志を持った仲間を育てる場所」です。あなたが、
「誰かを癒したい」
「本気で、自分の人生を変えたい」
そう思っているのなら——
この講座は、間違いなくあなたの力になります。いつか一緒に、フランスのニースで、
または世界のどこかで、癒しを届ける日が来たら。
それは、僕にとってこれ以上ない喜びです。本気のあなたへ、心から歓迎します。
ここから、一緒に歩き出しましょう。
© 2024